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自然災害や事故、犯罪など、特に子どもの身の回りには危険がいっぱい。そんなとき、子ども自身が「危険」を察知し、対処する力を身につけることが大切です。そこで、池上彰氏監修の『いのちをまもる図鑑』より一部抜粋してご紹介します。友だちから「お金を貸して」と言われたら、「このチャリぬすもう」と犯罪に誘われたら――危険に巻き込まれないための対応とは

「お金貸して」と言われたらいっぱり断る

友達とお金の貸し借りをすると友情がこわれます。

お金は使ったらなくなるので、貸したあなたが覚えていても借りた相手はすぐ忘れます。そして「返して」と言うと「ケチだなー」「すぐ返すってば」などと怒るようになり、なぜかあなたは「返して」と言いにくくなります。

ふつうは借金をしたほうが申しわけなさそうにするのですが、友達相手だときらわれたくないため、逆転現象が起こるのです。

友情を守るために「貸して」と言われたらキッパリ断りましょう。

●ゲームや本など、お金以外の貸し借りは?

貸した日付と返す約束の日付を、必ず本人の前でノートなどに書いておきましょう。書かれると相手も「ちゃんと返さなきゃ」と思いますし、忘れていたらノートを見せればよいのです。

図を拡大 『いのちをまもる図鑑』より イラスト:室木おすし