映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』完成披露上映会にて
ファッションデザイナー・小篠綾子さんの生涯を描いた映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』(5月23日全国公開)の完成披露上映会が、5月14日に東京・新宿ピカデリーで行われた。主演の大地真央さん、娘を演じる黒谷友香さん、鈴木砂羽さん、水上京香さん、浅田芭路さん、永尾柚乃さん、江原璃莉さん、そして監督の曽根剛さんが登壇。コシノヒロコさん、コシノミチコさんも会場に駆けつけ、客席から上映会を見守った。

小篠綾子さんの生涯が描かれる

本作で描かれるのは、日本のファッション界に革命をおこし、デザイナーの草分け的存在である小篠綾子さんの生涯。2011年のNHK朝ドラ『カーネーション』(主演:尾野真千子、夏木マリ)でもヒロインのモデルとなり、2024年9月から2025年3月にかけて再放送され、10年以上経った今も色褪せることのない物語として再び話題となった。

小篠綾子さんは、大阪の岸和田市で呉服店の長女として生まれながらも、“これからは洋服の時代”と、21歳のときにミシン1台だけでコシノ洋装店を開業。

戦時下で夫を失いながらも、後に世界的デザイナーとして活躍する長女・ヒロコさん、次女・ジュンコさん、三女・ミチコさんの3人の娘を育てあげた。

74歳でブランド「アヤコ・コシノ」を創設し、2006年に生涯を閉じるまで、現役のデザイナーとして活躍。昭和から平成まで激動の時代を生き抜いた人生が、今回、大地真央さんの演技でスクリーンに蘇る。