世界に約400ある有料水族館のうち、150近くが日本にあるという。フォトグラファー・野辺地ジョージ氏が撮影する数々の被写体・シリーズの中で、最も古いのが水族館であり、少年時代の思い出をたどる「旅」だ。日本人にとっての水族館とは何なのか…写真と文で繙いていく
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このシリーズは、全国を旅しながら水族館を訪れて写真におさめる写真家 野辺地ジョージのシリーズを連載した物です。今回第35回は、札幌雪まつりの時期に訪れた「サケのふるさと千歳水族館」のエピソードです。
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このシリーズは、全国を旅しながら水族館を訪れて写真におさめる写真家 野辺地ジョージのシリーズを連載した物です。今回第35回は、札幌雪まつりの時期に訪れた「サケのふるさと千歳水族館」のエピソードです。
国内最大級の淡水魚水族館
2月の札幌雪まつりの時期の新千歳空港は、世界中の旅行者で賑わっていた。
しかし空港から二駅、15分という立地には水中の別世界を静かに体験できる「サケのふるさと千歳水族館」がある。
昨年、30周年を迎えた当館では、北海道を象徴するサケやマスはじめ、チョウザメや世界各地の淡水魚、そしてアメリカミンクなども飼育されている。
ここは国内最大級の淡水魚水族館でもある。

写真を拡大 「サーモンゾーン」の大水槽では毎日15時に「カモン・サーモン・ごはんだモン」を開催。解説付きの餌やりタイムである。(C)2015〜2025 George Nobechi