千歳川の水中を観察できる「水中観察ゾーン」

入ってすぐの「サーモンゾーン」の大水槽は抜群のインパクトがある。しかし著者にとって最も心に残るのは、地下の「水中観察ゾーン」で、ここでは千歳川の水中を7つの大きな窓から覗き込めるようになっている。

この日は雪の影響で水が少し濁っていたため魚などは見えなかったが、流れて行く水と柔らかい光を見ているだけでも感動した。窓越しの風景シリーズを10年前から撮影してきたが、川の中を眺める風景の記憶は他にはない。

そして今回のカバー写真は、「支笏湖大水槽」。ヒメマスやアメマスが群れを成して潔く泳いでいた。遠くから眺めると、倒木の根の形がまるで巨大なヒトデにも見えた。

支笏湖は、小樽の祖父母と毎年訪れていた懐かしき場所でもあったため、この水槽に心惹かれた。

「シュール・ブルー」列島水族館巡り
写真を拡大 千歳川を眺める「水中観察ゾーン」(C)2015〜2025 George Nobechi
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