イラスト
(イラスト◎大野舞)
スピリチュアリストとして、さまざまな角度から読者のお悩みに答え、生きる指針を示してくれる江原啓之さん。現在は熱海に在住し、ていねいな暮らしをしながら日々「生きる上で大切なこと」を発信し続けています。『婦人公論』のリニューアルにあたって始まった新連載「〈幸せぐせ〉を身に着けよう」。第44回は「相続に兄の妻が口を出してきてトラブルに。兄とは仲が良いので穏便にすませたいが」です。

Q 相続に兄の妻が口を出してきてトラブルに。
兄とは仲が良いので穏便にすませたいが

A)義姉抜き、兄妹で話し合う

B)兄とは決別覚悟で弁護士を立てる

目の前の事実を現実として受け入れる

きょうだい仲が良かったのに、親が亡くなると相続問題で揉めるというのはよくある話。なかでも法的には相続権のないはずの、それぞれの配偶者が口を出してきて、収拾がつかなくなるというケースは珍しくありません。今回のテーマもまさに「あるある」な相続トラブル。

これまで義理の家族の前ではしおらしかった義姉が豹変、相続の話し合いの場にしゃしゃり出てきて「あなたは長男なんだからもっともらうべき」と言い出したという状況です。兄は妹の前ですまなそうな顔はするものの、妻を諭すこともなく、話し合いは平行線。このままでは良かったはずのきょうだい仲が険悪になってしまうことが考えられます。

「うちは大丈夫」と思っているあなたも、決して他人事ではありませんよ。もし夫や妻が自分の家の相続に口出ししてきたら……と想像して、選択してみてください。重要なのは目の前の事実を現実として受け入れること。それが幸せぐせのポイントです。