桜を載せやすい大きな頭の「もー君」(撮影:ひぐちにちほ)
自宅でパグと猫5匹と暮らしている漫画家のひぐちにちほさん。そのドタバタな日常を写真・イラストとともにエッセイに。今回は桜の季節のある儀式のお話です。(撮影・イラスト・文=ひぐちにちほ)

さすが食いしん坊だな!

桜の季節になると、ひぐち家では歴代ワンコたちの散歩中に行っている儀式があります。

それは、野鳥が花の蜜を吸う際に落とした桜の枝を拾って、ワンコたちの頭の上に飾り、写真を撮ること。

バセットハウンドのコロン(ボ)はいつもボーッとしているし、先代パグの乙女も、実家のフレンチブルドッグのもー君もおとなしかったので、桜を頭に載せてもじっとしてくれていました。今やみんな透明な存在になってしまいましたが、私の手元には可愛い桜載せ写真が残されています。

大きな枝が王冠みたいな「乙女」
載せたのに気づいてない疑惑の「コロン(ボ)」

ところがお茶目は、頭に物を載せられるのが大嫌い。被り物もパーカーも苦手。写真なんて無理かなぁ……と半分諦めつつ試してみたら、なんと!! 食べ物だと思ったのか、パクパク食いついてくるではありませんか!そ、そっちか〜、さすが食いしん坊だな!というオチでした。

イラスト:ひぐちにちほ

 

食べようとするのでお尻に桜の「お茶目」
ひぐちさん家の愉快な仲間たち
今回の登場は、お茶目、もー君、乙女、コロン(ボ)でした!