板垣李光人さん(撮影:小林ばく)
2025年11月28日放送の『A-Studio+』に板垣李光人さんが登場。同世代の俳優仲間である高橋文哉さんや、両親の話から、その素顔に迫ります。そこで板垣さんが、好きな映画や演技について語った『婦人公論』2021年12月28日号掲載の記事を再配信します。

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小学生の頃から子役として活躍し、大河ドラマ『青天を衝(つ)け』では《プリンス・トクガワ》こと徳川昭武を好演して話題となった板垣李光人さん。役を離れればファッション、メイクを自由に楽しむ19歳だ。(撮影:小林ばく ヘアメイク:KATO<TRON> スタイリング:杉浦加那子)

想像力を頼りに

興味があることをなんでもやらせてくれた両親の影響が大きいです。幼稚園の頃は、バイオリンを習わせてもらったり。子ども扱いせず意思を尊重してくれる親だったからこそ、好きなものを大事にできているのかなと思います。

僕にとってファッションやメイクは、自己表現のツール。好みの世界観に合わせて決めていくのが、すごく楽しい。演じている感覚になるので、気分も上がります。

昔から一貫して好きなのは、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のダークでエレガントな世界。『ミッド・サマー』みたいに映像の色合いが美しい映画も好きなので、映画監督の蜷川実花さんが作り上げるような、ビビッドで非現実的な作品にも参加してみたい。

僕、自分と遠い人物ほど芝居しやすいと感じるんです。今回ドラマ『シジュウカラ』で演じるのは、18歳年上の主人公に、《不自然にも》アプローチをかける漫画家のアシスタント。

僕との共通点は、「絵を描くのが好き」ということだけ。得意の想像力を頼りに、彼の陰の部分を膨らませていきたいです。

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