全国のスーパー銭湯の大広間をお客さんでいっぱいにする、ムード歌謡グループ「純烈」。そのリーダーでプロデュースも担当する酒井一圭さんが、悩める淑女に寄り添います!?(撮影=水野昭子 イラスト=風間勇人)
《 お悩み 》
「職場での裏切り者のような扱いがツライです」
中学生、小学生、幼稚園児の子どもがいます。夫の転職で給料が6万円下がり、保育士をしている私のパート代でやっと生活できている状況です。そこでさらなる底上げを図るべく、時給の高い職場に転職を決めました。すると現在の職場の園長から「勤務時間を増やせばいい」と引き留められたのですが、いまの7時間でヘトヘトなため、とても無理。退職までの期間、裏切り者のような扱いを受けていてツライですが、前に進んでいいですよね?
(43歳・保育士)
《 酒井さんの解答 》
きれいごとばかりではいられない
いいも悪いもありませんよ! ご自身が考えたように、シッカリと生活してください。
実は私も、この『婦人公論』のお悩み相談を引き受けたのは、育ち盛りの子どもたちのことを考え、少しでも原稿料が生活の足しになれば、という思いが頭にあったのは事実。
私も同じ理由で行動しているわけですよ。子育てってお金がかかるものだから、きれいごとばかり言ってはいられない。
進級進学、習い事に部活、それとバカにならないのが食費だったりしますよね……。だから私も、働けるうちに働くしかないよなと思っています。お互いパンクしないように、攻めていきましょう!
それと、裏切り者扱いする人は一定数いるものです。その向かい風は、あなたの覚悟を確かめる材料になる。スルーするのはもったいないので、これも無駄なくいただいてしまいましょう。