「グレイヘアスタイリスト」として活動し、雑誌やTVなどのメディアを通じて同年代を輝かせる提案を続けてきたスタイリスト、花本幸枝さん。自らも60代となった花本さんは「60歳からの着こなしで大事なのは若くみられることではなく、自分が素敵に思えること」と話します。その中でも重要かつ投資価値の高いものが「靴」だそうで――。
「靴」こそ着こなしのかなめ
おしゃれかどうかは、靴で決まると言っても良いくらい、着こなしのかなめになります。
最近はシンプルな洋服が多いので、着ただけではコーディネートは決まりません。そうかといって、インパクトのある靴を選べば良いわけではありませんよ。これも全体のバランスですね。
これまで色々な洋服を着て、着こなしを整えるのは靴だとわかりました。おしゃれな人が靴にこだわるのは、その効果を知っているからです。
おしゃれな靴というと、ヒールの高い有名ブランドが浮かぶかもしれませんが、私たち世代には向いていません。