いろいろな人の思いを乗せて走る
ミュージックロマンスカーベイビーブー列車は、小田原に向かって順調に旅を続けている。各車両で歌唱を披露している間に、ほかの号車の参加者にインタビューを行った。
横浜から参加したMさんご夫妻。奥さまの隣の座席には一昨年亡くなったお母さまの遺影が…。「母はベイビーブーが生きがいだったんです」とMさん。今から6年前、母娘でたまたま通りかかった新宿で、ベイビーブーの路上ライブに遭遇。思わず足を止めて聴き惚れてしまったとのこと。その場でコンサートのチラシを受け取り、そこから母娘でベイビーブーにハマって、すべてのコンサートやイベントに参加。しだいにメンバーとの交流も生まれました。
「ベイビーブーのみなさんは母を『えっちゃん』と呼んでくださった」とМさん。お母さまの具合が悪くなってからもできるだけコンサートには足を運び、入院してからは外出許可を得て、ご主人の助けも借りながらお母さまを連れていったといいます。ベイビーブーの歌声が「えっちゃん」にエネルギーを与えたのか、コンサートに行くと担当医が驚くほど元気を取り戻していたとか。「花が咲く日は」が大好きでよく口ずさんでいたお母さま。母娘で応援していたベイビーブーを、今はご主人と応援しているМさんです。
コンサート後、「えっちゃん」のお嬢さん夫婦のエピソードをメンバーに話すと、「あー、えっちゃん! ずっと来てくださっていました。よく覚えています」
とユウ。メンバーがファンと温めてきた絆と距離の近さが伺えた。
いろいろな人の思いを乗せて走るベイビーブーのミュージックロマンスカー。
続いて、お楽しみ抽選会が始まりました。賞品は、今回のイベントのために小田急線のすべての駅に貼られていたベイビーブーのポスター。実は、「乗り鉄」のシノブは、イベント前になんと全駅のポスターの所在を確認したそうですよ。お疲れ様でした!