この先の20年に向かって進む

小田原到着後、メンバーは直ちに小田原三の丸ホールに入り、夜のコンサートに向けてのリハーサルを開始。その前に、すっかりなじんでいた乗務員の制服とお別れです。

無事歌い切り、小田原駅に到着

2年前にコロナが始まって、すべてのイベントやコンサートが中止になり、苦しい日々が続きます。だが、そんな中、ベイビーブーの5人は一念発起し、自分たちのコーラスをSNSで発信することを決めて1年以上にわたり毎日発信、400曲以上新たなレパートリーを増やしました。集まっての練習もできないため、リモートで収録して5人の声を合わせる技術も体得しました。

これがベイビーブーの底力に繋がっていることは間違いないとはいえ、やはりリアルのコンサートやイベントを開催する喜びは何にも代えがたいもの。この日、列車ライブというイベントに続いて、ライブコンサートを開催できることに、メンバーのテンションは上がりっぱなしです。

いよいよ三の丸ホールの幕があがりました。
いつもの衣装に身を包み、午後6時半「Baby Boo 20th Anniversary~ベイビーブー列車にのって♪~」が開演。

リズムに乗って「買い物ブギ」を熱唱

1曲目は、20年前に発売されたデビュー曲「プラネタリウム」。続いては路上ライブで最も人を集めたという「高校三年生」。そしてさだまさしさんの「案山子」と、観客をベイビーブーワールドに誘いました。

1部の最後は、小田原童謡大使らしく、小田原出身の北原白秋の「からたちの花」。
2部では「買い物ブギ」や「山寺の和尚さん」とにぎやかな曲で歌唱力やダンスを存分に発揮し、新曲を含めて20曲を披露しました。

「ごめんね…ありがとう」を、ファンに思いを込めて。会場のファンも一緒に振付で心を合わせた

目標は「日本武道館での大合唱祭」そして「紅白歌合戦出場」と公言するベイビーブー。「それが応援してくれる人たちへの恩返し。そのために大ヒット曲を出したい」と声をそろえます。

20周年は単なる通過点。この先の20年に向かって再び歩みを続けるベイビーブーの新たな挑戦は、始まったばかりです。
2022年2月14日、ベイビーブーの長い長い一日はこうして暮れていきました。

ロマンスカーの前で、20周年のポーズ