【写真】洗濯ブラザーズの茂木康之さん。オリジナルのナチュラル洗剤は量り売りもされている(撮影:本社写真部)
毎日の洗濯で「『消臭力抜群』とうたった洗剤を使っても洗濯物が臭う」「最新の洗濯機なのに期待通りに汚れが落ちない」といった悩みを持つ人も多いのでは。それに対し、「あなたの洗濯のしかたは間違っている!」と喝破するのが、横浜と東京・三宿でクリーニング店を経営するかたわら、劇団四季らの衣装クリーニングも手掛ける洗濯ブラザーズの3人です。3人は「クリーニングでもっとも人件費がかかるのは乾燥と仕上げ。それだけにノウハウはとても磨かれている」と言いますが――。

「青空の下で干す」のは危険な行為

いかにキレイに仕上げるか。服を傷めず長持ちさせるか。効率よく乾かすか。そんな視点で、ボクらのノウハウをお伝えします。

じつは、クリーニング屋で人件費がかかるのは、この仕上げの部分です。その手間をいかに少なくしてクオリティを上げるか、というのは業界の課題であり、そこにコンサルティングとして切り込んだのがボクたちの父親でした。

そのノウハウは、ご家庭での悩みの解決にも通じています。

というわけで、ここもボクらにおまかせください。

いきなりですが、みなさんが最も間違っていること、それは、「青空の下で洗濯物を干す」ことです。 今日から、これはやめましょう。

晴れた日に屋外で干すと、衣類は紫外線にガンガンさらされます。直射日光が肌によくないのと同じで、服にとってもとても危険な行為なのです。