厚手のものを早く乾かすには
水分のあるところで、モラクセラ菌などの雑菌は増殖します。それを防ぐためには、洗濯後5時間以内で乾かすのが理想といわれています。
そのために、いちばん大切なことは部屋の環境です。「湿度」と「温度」、それに「風」。この3要素が大切になります。
まず、湿度は40%以内であること。この環境を人工的につくります。
温度は、人が快適に感じるくらいが洗濯物にとってもベストです。夏場のエアコンは27℃くらい、冬なら20℃くらいに設定していると思いますが、その温度が最も早く乾きます。
そこに、適度な風を送れば完ぺきです。これはサーキュレーターや扇風機の力を借りましょう。
以上が備わっていれば、バスタオルや厚めのスウェットなど、ふつうは乾くまでに6~7時間かかるところを、3~4時間に短縮できます。
それだけモラクセラ菌の発生リスクが抑えられて、部屋干し臭が出なくなるのです。