イメージ(写真提供:Photo AC)
東京電力などの大手電力7社は6月から電気料金を値上げしました。また、経済産業省エネルギー庁の調べによると、今夏は特に東京エリアにおいて電力不足が懸念されるようです。電気料金の高騰と電力不足を考慮すると、エアコンの使用頻度が高くなるこれからの季節は節電を強く意識する必要があります。現在の電力事情と家庭で取り組める節電・暑さ対策の工夫、そして電力会社が開催する「節電キャンペーン」について解説します。

生活に影響する電力事情

大手電力7社は6月から電気料金の値上げを行いました。値上げ幅は平均で約15~39%となっており、今後、各家庭への電気代の負担が増加することが予想されます。

また、家庭だけでなく企業への影響も懸念されます。例えば工場では、今回の電気料金の値上げにより製造コストが上昇し、商品の値上げにつながる恐れがあります。

今回、電気料金が値上げされた原因の一つはウクライナ情勢です。多くの化石燃料や天然ガスを保有するロシアに対し、世界各国が経済制裁として輸入制限を行っているため、世界的にエネルギー資源が逼迫して価格が高騰しています。

その他、円安による燃料価格高騰や原発稼働停止による電力不足も少なからず影響しています。

また、経済産業省資源エネルギー庁の発表によると、今夏、東京エリアでは7~8月に電力不足が深刻化する恐れがあるとのこと。該当地域に居住する人は無理のない範囲での節電を心がけたいものです。

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