イメージ(写真提供:Photo AC)
夏休み・お盆休みには長時間車に乗る機会も増え、気になるのが乗り物酔いの問題です。バスや電車、船などを利用することもあるかもしれません。特に子どもは酔いやすいため、気をつけてあげたいもの。筆者もたびたび乗り物酔いに苦しめられている一人です。乗り物酔いはその日の体調や気候などさまざまな要因により引き起こされるため、完全に対策することは難しいですが、工夫である程度回避することはできます。筆者の実体験も交えつつ、なるべく乗り物酔いしないための対策をまとめました。
この記事の目次
乗り物酔いの原因と症状
乗り物酔い対策 酔い止め薬を服用する 酔いにくくする工夫 乗り物酔い対策いろいろ

乗り物酔いの原因と症状

乗り物酔いは、主に三半規管や自律神経が関係しているとされています。

通常、三半規管は身体の揺れなどの情報を脳に伝える役目を果たしていますが、乗り物に乗ると加速・減速や発車・停車の繰り返しなどにより頻繁に揺れが発生し、三半規管がとらえた情報と実際に目から入る情報とにズレが生じやすくなります。これにより脳が情報を処理しきれなくなって混乱し、循環器や消化器をコントロールしている自律神経が乱れて乗り物酔いが引き起こされます。

また、自律神経は乗り物の臭いによっても乱れることがあります。革のシートや芳香剤、タバコなど、苦手な臭いがあるという人もいるのではないでしょうか?

乗り物酔いの初期症状は生つば、あくび、めまいです。次第に吐き気や冷や汗、頭痛などの症状が現れ始め、悪化するとおう吐につながります。初期症状が現れた時点で、それ以上悪化しないように対策することが重要です。

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