社会にさまざまな影響を及ぼしたコロナ禍。子供の成長を祝う「七五三」の行事も、その影響を受けたイベントのひとつです(写真提供:スタジオアリス 以下全て)
社会にさまざまな影響を及ぼしたコロナ禍。子供の成長を祝う「七五三」の行事も、その影響を受けたイベントのひとつです。単にお参りするだけではなく、会食や親類の集まりもセットになりがちなこの行事が、一体コロナ禍の前後でどのように変化したのか、調査した結果が発表されました

5類に移行後は…

子供の成長を祝う行事、七五三。神社・寺院へのお参りのほか、子供に着せる衣装や食事会など、さまざまな要素がつきもののイベントです。

そんな七五三ですが、人が集まるイベントでもあるため、コロナ禍の影響を大きく受けました。どのような影響があり、また新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことでどのような変化があったのか、七五三での記念撮影も行う株式会社スタジオアリスの調査からは現在の七五三事情が見えてきます。

七五三に及ぼしたコロナ禍の影響と、5類に移行したことでどのような変化があったのか

今年は「お店での食事会」を実施する家族が増加

調査によれば、今年の七五三の祝い方は70%以上が「写真館での記念撮影」と回答。次いで「お参り(62.2%)」「七五三の衣装を着せる(61.4%)」に票が集まりました。

大きな変化があったのが、第四位に食い込んだ「お店での食事会」。コロナ禍と七五三のタイミングがかぶってしまった家庭では27.3%が食事会を開催したと回答しましたが、今年のアンケートでは37.1%が食事会を行う予定と回答。5類以降を受けて、食事会開催のハードルが下がっていることがわかります。

今年の七五三のお祝いはなにをしますか。コロナ禍との比較

 

また、七五三のお祝いに親族を招待するかについても、結果に変化が。今年お祝いをする家庭では、父方・母方ともに祖父母を招待すると回答した割合がコロナ禍で七五三のお祝いをした家庭よりも数%ずつ増加し、反対に家族のみでお祝いを実施する過程はコロナ禍よりも僅かに減少しました。こちらについても、5類以降にともなって親族を集めやすくなったという事情が見て取れます。

今年の七五三のお祝いには誰を招待しますか。コロナ禍との比較