あふれる想いに蓋をしないで
最初は笑い文字に手をつけて描いていたのですが、誰にでも書けるようにとシンプル化していき、同時に「白い紙に書く」「黒と赤の二色の筆ペンで書く」、笑い文字は「文字の中に満面の笑顔を書くパターン」と「満面の笑顔にメッセージを添えるパターン」の二種類とするといった原則を明確にしていきました。
たくさんのご縁に恵まれ、2014年には「感謝と喜びの循環する世界を作る」を理念に、「笑い文字普及協会」を創設しました。笑い文字は、日常生活で感謝やお祝い、励ましを伝えたり、お礼状、お見舞いにと、どんどん活用していただきたいのですが、中でも私は、家族にあらたまって「ありがとう」を伝えるためのツールとして広がることを願っています。
先日、お母様の介護をしているという方から「寝たきりになった母の周囲に、笑い文字で書いた「ありがとう」「感謝」「今日も笑顔で」といったカードをベタベタ張りつけるようになってから母が穏やかになってくれました。私も優しい気持ちで母と向き合っています」というご報告を受けました。
お父様の葬儀の際、お棺に入った故人の胸の上に「ありがとう」とメッセージを添えた笑い文字のカードを置いたという友人もいます。見送る自分たち家族からの感謝の気持ちを伝えたつもりだったのに、父からの感謝の気持ちのようにも思えてきて、心が癒されたと話していたのが印象的です。
人は自分の気持ちを伝えることで心のバランスを保つと言われています。溢れる想いに蓋をせず、是非、笑い文字にして伝えて欲しい。誰にでも幸せになる権利がある、そして誰でも人を幸せにすることができるのです。とにかく誰かに自分の想いを伝えてみてください。笑い文字がどんな奇跡をおこしてくれるのだろうとワクワクしながら。
『想いが伝わる――笑い文字レッスン』(著:廣江まさみ/かんき出版)
◎カバンにも入れられるサイズだから、いつでも、どこででも笑い文字が書けます!
◎「笑い文字」は、書いて半分、渡して完成。渡した人も、もらった人も幸せに!
◎満面の笑顔のコミュニケーションツール。
☆こんなシーンで使えます☆
・お誕生日や記念日、進学・就職、結婚・出産など、お祝いの場面に
・年賀状やお礼状、旅先から送るお手紙、季節のお便りに
・社内でのコミュニケーション、お客様や取り引き先の方に、ビジネスシーンで
・海外でのコミュニケーションツールにも