このままでは日本という国は100年持たない

まさし でも、関わりたくなきゃ関わらなくていいって状況がね、タキ姐、この日本を作ってきちゃったんじゃない?

タキ うん、たしかに……ね。

『さだまさしが聞きたかった、「人生の達人」タキ姐のすべて』(著:加藤タキ・さだまさし/講談社)

まさし だから、ある種の一部の本当に芯を持ってこの国を憂えてる人、哲学的でもなく宗教的でもなく思想的でもなく、純粋にこの国のことを憂えてる人がほんのわずかいてね、その人たちが今、拠り所がなくて困ってる。

じつはね、精神的には日本は今後100年持たない状況。

タキ うん、精神的に貧しいよね。文学を読まなくなって、言葉が省略されて。

まさし はい。だから、おそらくこのままでは日本という国は100年持たないでしょう。中国のトップが「日本はあと100年持たない」と言ったの。そのときはカチンと来たけど、冷静に考えれば本当にそうだなって僕は最近感じるようになってきた。僕なんかの力ではそれは止められないんだけれども、どこにどう働きかけたら、どう動くんだろうね。