目的のないやりくりは好きじゃない

それにしても、コロナも物価高も、つい数年前はこんなことになるなんて想像もできなかった。税金も上がるいっぽうだし、生きているだけでお金がかかる。

いまはおかげさまで夫婦2人とも忙しくしているけれど、この先のことは誰にもわかりません。現役プロレスラーだった時代に、いい時も悪い時も経験したからこそ、そう思います。

そうそう、「子どもにミルクを薄めて飲ませていた」なんて話が大げさに伝わっているけど、さすがにミルクの量を半分にはしていません！これだけは断言しておきます。（笑）

何にせよ、不測の事態が起きた時に焦らないよう準備をしています。次男はまだ大学生なので学費もかかりますし、家の外壁のヒビや水漏れなど、自分たちでは対応ができないメンテナンスの費用も用意しておかないと。でも、目的もなくやりくりするのは好きじゃないし、つまらない。

たとえば、電気と携帯電話を「セット割」で契約することで基本料金を安くしたうえで、それをクレジットカード払いにしてカードのポイントも貯めています。ポイントは航空会社のマイルに換えられるから、長男夫婦のいるカナダへの飛行機代にもできるし、ビジネスクラスにアップグレードだってできる。

どうせお金を払うなら、「さぞやポイントもいっぱい貯まったよな」ってニヤニヤできたほうが楽しいじゃない。（笑）

ここ数年、ポイントが付くお得なキャンペーンがいろいろあるから、積極的に検討するようにしています。自分の生活圏内で貯めるのがコツではないでしょうか。

よく行くショッピングモールでもポイントを貯めていて、先日も貯まった6000ポイントを使って家族でランチを食べました。健介も息子も最初は「ポイントカードを出すのが恥ずかしい」って言ってたけど、いまでは楽しみながら協力してくれています。

やりくりって、お母さんばっかりが頑張って、あれはダメこれもダメってうるさくなりすぎると家族が息苦しくなるでしょう。だから、行動した結果何が得られるのか、何を目標にしているのかを共有できるといいよね。

＜後編につづく＞