少々お金がかかっても親は黙って応援しよう

道具は手入れをして、長く大事に使うこと。

何よりこのことに気づいて毎日グローブやスパイクを磨いて手入れし、持ち物を自分で管理して大事にする選手のことを、野球の神様はきっと見過ごすはずはないんだと息子たちに言って聞かせてやりたい。アメリカで活躍しているすごい二刀流の選手も、道具に感謝し、とても大事に手入れしているそうだ。

打つのが、守るのが上手い選手なんてこの世にいっぱいいすぎて…神様が見ているのはそこなのかな、と。

そうは言うても彼らは毎日、大事に手入れした道具でガンガン硬球を打つ。走って滑りこんで、ドロドロの練習着はあっという間にヨレて破れる。また!?もう!?な頻度で買い替えていた。

練習着はまだいい。
高校に入って木製バットを振って練習を始めた長男は、ある時申し訳なさそうに「木のバットが何本か欲しい」と言ってきた。
ご存知かもしれないが、木のバットというのは芯を外して打つと一瞬でバキッと折れてしまう。
3本買って、最短三振りで全滅してしまう可能性もある。瞬殺だ。最低一本が¥7000を下回らないものなのに。
この時私は申し訳ないことに、心の中で「勘弁してくれぇ…」と呟いた。

玄関入ってすぐの野球道具棚。これがごちゃごちゃしていると…雷が落ちます

でも野球をさせると決めたからには、そこは親が声に出してはいかんぞ私。
そう自分に言って聞かせ、ポチポチとネットでバットを買って送っていたものだ。

いい加減な気持ちで、人に迷惑をかけることばかりで野球をやっているなら、そんな出費はどうにも許せるはずがない。
だが息子たち2人とも、野球に対しては常に誠実で、一生懸命頑張っていることは私もよくわかっている。その厳しい練習や試合の中で、彼らが学ぶことは野球だけでない、もっともっと多くを人生の中で経験させてもらっている。
親も与えてやれない多くのことを、毎日毎日いっぱい受け止めて体をいじめて、頑張っている。

少々道具や活動にお金がかかっても、親は黙って応援しよう。そこは親がナイスな知恵を振り絞って何とかなるのなら…。

と言うわけで私は今日も必要な野球道具、お弁当アイテム、お当番便利グッズ、遠征用アイテムなどを充実させている。
前にも書いたがクーラーボックスは気づいたら7個にも増えてしまって。この先野球が終わったらどう使えばいいかわからなくなってしまった。