1本¥50000もする「飛ぶバット」
プロ野球道具はどんどん進化していき、プロからアマチュアへ、いまや小学生にも大人と同じような道具が下りてきている時代だ。
膝や肘を怪我から守るためのガードを推奨するチームも多い。一つ一つ揃えていくと、出費は相当かさんでいくのだ。
以前に書いたことのある高反発素材のバット、いわゆる「飛ぶバット」は、1本¥50000前後するにも関わらず、瞬く間に子供用が学童軟式野球に広がっていった。
次男はある時期(ちょうど一年前の今頃だ!)この高反発バットと金属バット、複合バットなどを日替わりのように使っていたら打ち方がブレにブレまくり…
気づいたら本人がバットに「振り回されて」いた。
なぁんて上手いことを言って一人で膝をポンポン叩いていた頃が懐かしい。
だけどあの時たしかに、「何でこんなに高いバットをチームで買い揃えなくちゃならないんだ!」と、あまりの高価な野球道具の浸透に怖ささえ感じていたものだ。
軽く当てて遠くに飛ばせるバットをスタメン9人中8人が持っていたら、一人だけ金属バットで思い切り振っても大きく飛ばせないことに引け目を感じることになりかねない。
それは野球の力の差なんだろうか、とかなり疑問に思っていた。
ウチは去年大慌てしすぎて子供用と大人用2本も買い替えながら、案の定年が明けて中学硬式野球チームに入った途端、二度と使うことなく置物にもならずに人に譲ることになってしまった。