近畿大学応援団OB会の旗と特注のざぶとんにご満悦

英和 うん、最初の2、3日はおいしいけど、最後のほうはスカスカでうまくない。そういえば、薬味の「一味」も一斗缶で買ってきてた。死ぬまでに食べきれんほどの量が、いまだに実家に置いてあるよ。

佳子 一味は、なかなか減るものじゃないからね。もうひとつ疑問があるの。負ける日のほうが圧倒的に多いのに、何が楽しくてパチンコに通うの? 

英和 「勝てるかも」というワクワク感と、「リーチが来るかもしれない」という大いなる期待。

佳子 来ないって(笑)。それで結局、お小遣いが足りなくなっちゃうわけでしょう。あと、普段の生活で贅沢な買い物はしないけど、時々、「えっ?」と驚くものをほしがるよね。

英和 たとえば、何?

佳子 お相撲さんが使っている特大サイズの座布団がほしいとか、ボクサーを引退した後にお世話になった近畿大学の応援団旗をいただいたけど、その旗を壁に飾るための巨大な額がほしいとか。両方とも特注したので、かなりのお金がかかりました。

英和 そうなんや、ありがとう。

佳子 あと、大砲みたいに大きなスピーカーを買ったのは?

英和 トミーズ雅の家に遊びに行ったとき、高級なスピーカーがあったんで、つい「わしも買うわ」って言うてもうた。

佳子 たま~にそういう見栄を張るよね。請求書を見てビックリしちゃった。でも、なんだかんだ言っても、かずくんが一番お金をかけるのは、交際費だね。

英和 うん、後輩たちと飲みに行ったり、お世話になった人たちとご飯を食べに行ったりするときに軍資金は必要だから。「人間、食べんと死ぬやろ」と、追加のお小遣いもお願いしたくなるわけで。

佳子 「死ぬやろ」って言われたら、出すしかないし(笑)。でも、後輩たちにおごってあげたい気持ちはよくわかる。知人や友達を招いて、美味しいものを食べるときくらい、多少の贅沢はしてもいいと私も思うよ。とはいえ、いくらでもあげられるわけじゃない。あくまで限度があるということは覚えておいてくださいね。

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