たこ焼ケーキでファンと誕生日を祝福!
「星空の秋子」など3曲の女性シリーズに続き、「櫻」を皮切りに、「出発」など門出を祝う3曲の応援歌、さらに関西弁の歌詞も楽しい「面影の都」「大阪とんぼ」と大阪公演用の選曲で、会場が一体感に包まれます。続いてモダンなピンクの着流し姿で歌うのは、最新シングル「大丈夫」。なんとトロッコでアリーナの外周を巡りながら、歌ってくれました。
「きよしの令和音頭」「きよしのズンドコ節」と軽快なメロディで場を盛り上げれば、次に聞こえてきたのはバースデイソング。サプライズ誕生日会の始まりです。たこ焼を模したケーキの登場に、氷川さんも驚きの表情。ろうそくを一気に吹き消した後、「間違いなく皆さんを愛しています!」と熱い感謝のメッセージに、観客も「おめでとう」の声援を送ります。「自分で自分を祝うのも変ですが……」と恐縮しつつ「素敵なバースディ」。
演歌からロックまで唯一無二のオーラ全開!
「最上の船頭」からは「箱根八里の半次郎」を筆頭に、股旅シリーズ8曲を熱唱。大画面に過去70作品のプロモーションビデオがダイジェストで映し出されます。抜群の声量となめらかなこぶしまわし、全身を楽器のように響かせる姿に観客もうっとり。紫の紋付袴に着替えると、ロック演歌の決定版「男花」や「時(とき)をかける男」、「白雲の城」など、男気あふれる楽曲。主人公のブレない生きざまを体現するような、壮大で力強い歌声を場内いっぱいに響かせました。
後半戦は、曲も衣装もロックテイストにガラリと大変身。「咲いてロマンティカ」「虹色のバイヨン」など疾走感あふれるナンバーに、極めつきはクレーンに乗って魂の歌声を爆発させた「限界突破×サバイバー」。セクシーな黒天使の衣装を着こなし、髪を振り乱して音に乗ります。放たれるオーラと歌声に観客も放心状態に。めくるめく音楽の世界へ誘われます。
終盤は、スキニーデニムにビッグサイズのTシャツ姿で爽やかに登場。大阪公演限定で音源化されていない「hug」を披露します。等身大の愛を表現したメロディーに、観客も自然と笑顔に。未来ある子供たちを思う「メトロノーム」、現在の歌手氷川きよしの心情を歌う「碧し」など心温まる癒やしのナンバーが続き、アンコールは「あなたがいるから」。
「自分らしくありのままに輝くことを誓う」という決意をにじませ、途中アカペラで歌詞を口ずさむ場面も。ダブルアンコールは「大丈夫」。最後は全員でオッケーマークの振り付けを決め、充実感いっぱいに笑顔でコンサートを締め括りました。
本日発売の『婦人公論』10月23日号には、本コンサートのグラビアが掲載されています。別カットの写真も多数ありますので、あわせてお楽しみください