一人&当日参加、OK!

まずバスツアーの選び方から。

これはかなりの種類があった。提供している会社によって数、内容の差はあるけれど、検索していると気が遠くなってくるので、あらかじめ目的地に沿って内容を絞ったほうがいい。私は「鎌倉 ツアー 鶴岡八幡宮」でヒットしたものを参考にした。

すると私と母の申し込みを待ち構えていたような、鎌倉日帰りツアーを発見。コースは朝8時に東京駅集合→鶴岡八幡宮→昼食→鎌倉の大仏と長谷観音→江ノ島という流れで、17時すぎには都内に到着をして、9000円ほど。まさに鎌倉いいとこ取りのバリューパックではないかと、ネットから申し込んだ。

検索していて思ったのはさすが老舗のバスツアー会社だけあって、かゆいところに手が届くような種類も多かった。例えばこれからのシーズン、ご来光が拝める車中泊タイプのもの。元旦の太陽を見ることに興味はあっても、混雑と交通手段を考えると気が引けるが、ツアーなら心配要素が減る。その他、バスに座ったまま1時間程度で、東京の観光名所をぐるっと一周してくれるタイプもあった。どれもネット申し込みなので、空きがあれば当日参加ももちろんOK。

実は私、編集者という一面も持ち、職業柄なのか仕切ったり、喋ったりするのは得意である。これまで旅行や飲み会の幹事をつい引き受けてきたけれど、40代に入ってから、私生活での仕切り屋発揮は控えるようにしている。

当たり前のように「よろしく!」と人集めを頼まれること。加えて参加者から「ちょっとさあ……」とクレームが出てくることに、心身がストレスを感じるようになってきたからだ。仕事中のストレスは耐えられるけど、私生活まで感じることはないだろうと、我が身を守るために決めた。せめて幹事は持ち回り制でお願いしたい。

ただバスツアーにはこのストレスがゼロ! タイムスケジュールも、大半のトラブルも、参加者確認もすべてツアー会社が行ってくれる。元仕切り屋からすると、それだけでもありがたい!!

鶴岡八幡宮、青と黄色と緑と赤のコントラストがお見事(写真提供◎筆者 以下すべて)