ユザーン 本気で怒らなくていいんですよ、自分が疲れるから。怒っている演技はしながらも、内心は平安を保つようにしておかないとメンタルがやられる。
清水 なるほど。
ユザーン ミュージシャンのマネージャーをしている人たちなんかも同じなんじゃないかな。担当ミュージシャンに怒っているフリはしているけど、実はたいして怒っていないとか。あ、逆に怒っていない素振りで内心は煮えくり返っているような場合もあるか。
清水 物事を円滑に進めるための技だね。私はイヤなことがあると、あとでマネージャーにグチる。
レキシ この鼎談が終わったあと、「あの髪もじゃ2人、なんなの?」とか、こぼされないかな。
ユザーン 髪形と言えば、清水さんはこういうキツめのパーマをやったことあります? いまもそれ、軽くパーマかけてますよね。
清水 これは違うんです。もともと直毛だったのに、出産したら頭の毛穴がバカになったのか、変にズレたらしいの。だからいまはパーマかけてないのに、自然と髪の毛がくにゃっとなる。
レキシ えっ、そんな話はじめて聞いたんですけど。出産で髪質が変わったんじゃなくて、毛穴がズレるの? 医者に診断してもらったの?
清水 私の髪の毛は「まっすぐ伸びたい」って言ってるのよ。でも毛穴がズレたから、仕方なく曲がる。私の勘だけど。
レキシ 勘って(笑)。何を適当なこと言ってるんですか。
ユザーン 「ズレたらしいの」って、専門家から説明を受けたときの言い方ですよ。
清水 いや、私が生やしてる髪なんだから、専門家より私が一番よく理解してる。とにかく、あなたたちは人工的に髪をヘコヘコさせてるけど、私は違うから。
レキシ そこまで言われたら、もう僕たち何も言い返せない。(笑)
ユザーン 「あなたたちは人工的に髪をヘコヘコさせてる」って、とんでもないパワーワードですね。
この3人でステージに上がったら
清水 そうそう、11月に行う私のライブに、ゲストとしてユザーンさんに来てもらうことになったんだよね。「スペイン」という曲をお願いしようかと。
レキシ おっ、チック・コリアの? すごいじゃん。
清水 せっかくなら、インドっぽいもので何か一緒にできればと思ってるんだけど、2人にいいアイディアはある?