多様化によって曖昧になったカラー診断

現在、カラー診断の基準はかなり曖昧になってきているようです。

パーソナルカラー診断を深く考察し、「色」の歴史を遡(さかのぼ)ると、ニュートンの『光学』、ゲーテの『色彩論』を起点としています。

現在、カラー診断の基準はかなり曖昧になってきているようです(写真提供:Photo AC)

そして、今では幅広く認知されている「ブルーベース/イエローベース」の考え方については、1928年アメリカでロバート・ドア氏が配色調和・不調和の原理を発見したことに始まります。

その流れを受けた、日本のパーソナルカラーの創成期は1980年代です。当時、パーソナルカラーに関心を持った人々が渡米してパーソナルカラーを学び、日本に持ち帰って次々と独立し、活躍するようになったのです。

やがてそこに日本の化粧品メーカーも参入し始め、他社との差別化を図るためにカラーパレットの分け方を変えたり、名称を変えたりと独自性を打ち出していった結果、診断基準にはしだいに曖昧になり、統一感がなくなりました。

ですから現在は、診断する専門家や診断時の場所によって診断結果が違う、ということが起こっているのです。