写真を拡大 こちらを覗くスナメリ「ミハル」(C)2015〜2024 George Nobechi
世界に約400ある有料水族館のうち、150近くが日本にあるという。フォトグラファー・野辺地ジョージ氏が撮影する数々の被写体・シリーズの中で、最も古いのが水族館であり、少年時代の思い出をたどる「旅」だ。日本人にとっての水族館とは何なのか…写真と文で繙いていく

第1回 コンセプト(ステートメント)はこちら

宮島の春の風物詩

2023年3月に通称「みやじマリン」、宮島水族館(広島県廿日市市)を訪れた。

当日は、たまたま2022年5月に生まれたスナメリの雄の赤ちゃんの名前、「ミハル」が発表された。

名前は公募によって決められた。母の名は「コハル」、姉は「チハル」。スナメリは小型のネズミイルカ科の哺乳類であり、瀬戸内海では多く観測される。

たまたま私が2019年の春に訪れた時も「セト」という赤ちゃんの名前が発表されたばかりだった。ある種の宮島の春の風物詩かもしれない。

写真を拡大 「鯉の滝登り」を演出する展示「はつこい庵」(C)2015〜2024 George Nobechi