西田幸治さんとお笑いコンビ「笑い飯」を結成(写真提供◎吉本興業)

今でも時間の使い方には自信があるんです

当然ながら、すでに企業で働く友だちは立派に給料をもらっていました。芸人として下積み生活をしている自分も、同じくらい稼がなあかん。絶対に負けたらあかん。そう思って、寝る間も惜しんでバイトを掛け持ちしました。

家庭教師、塾講師、居酒屋、運送業、ホステスさんの送迎……なんでもやりましたよ。僕、今でも時間の使い方には自信があるんです。それは当時、働く時間を無駄にしないために段取りを考えるクセが身についたおかげだと思います。

経済的に一番苦しかったのは、芸人として少しずつ仕事をもらえるようになった頃です。急遽入る仕事に対応できるようバイトを1つに絞ったため、あっという間に貯金はゼロに。

焦っても仕方ないので、予定のない日は図書館にこもって、将来のための財産を頭の中に蓄えようと、ひたすら本を読んでいました。10年にM-1で優勝するまでは、ネタも作り続けました。

西田も僕も、何回も優勝してやるんだと本気で考えていたので。今なら、一度勝ったら若手に譲ろうと思いますけど、当時はがめつかったですね。(笑)