キッチンの窓辺で「リボべジ」を楽しむ。緑が目に優しい(写真提供◎そらのかおりさん)
財布の紐を締めてケチケチ買い物をすると、なんだか心が荒みがち。どうせ使うなら何かお得感があるものを探してみては? 生活の達人たちが実践する極意とは──

ふるさと納税は要注意!

「貯め活」とは、上手に消費して、上手に貯めることを指すらしい。無理な節約はせずに、楽しみながら家計にゆとりをもたらすことができるなんて! 厳しい家計に悲鳴を上げている筆者も、そのワザを学んでみたいと調べてみた。

「貯め活」の代表格は、「ふるさと納税」だろう。好きな自治体に寄付をすると、自己負担額の2000円を引いた控除上限額内の全額が、その年の所得税と、翌年の住民税から控除される。さらに自治体から返礼品として、地元の名産品や日用品などが届くとあって、幅広い層が利用しているようだ。

ただ、私は「ふるさと納税」に二の足を踏んでいる。実質2000円の負担でお目当ての品を手に入れられるため、コスパは最高。ただしどれだけお得なのかは収入による。収入が一定以上ないと、税金の控除も大して受けられず、私には手間の割にお得だと感じられなかった。

とくに、65歳以上で年金を含めた年収が150万円以下の場合、寄付額はすべて自己負担になってしまう。また、条件によっては確定申告が必要になる場合もある。シニア世代は事前に調べてから始めないと、お得どころか損をするので、注意が必要だ。

もう少し気楽に楽しめるものはないだろうか? 調べてみると、「リボべジ」という単語が目に飛び込んできた。