チンゲン菜を牛乳パックで再生(写真提供◎そらのかおりさん)

用意するものは、基本的に器と水だけ。器はジャムなどの空き瓶や空き缶、牛乳パック等を再利用するほか、野菜のサイズによっては100均で購入したバケツも使う。栽培場所は少々日当たりが悪くても問題なく、むしろ日が当たりすぎると水が傷んでしまうのだとか。

「再生自体は1~2回が限界なのですが、クレソンの伸びる速度と量には驚きました。試しに水耕栽培用のハイドロボール(土の代わりに使用するボール状の人工石のこと)で育ててみたところ、次々に葉が伸びて無限に採れたんです。葉ものの水耕栽培は秋から春先がベストシーズン。今が始めどきですよ」

かおりさんが「毎日実験をしているようで、楽しくって」と語るのを聞いていると、私も始めたくなってきた。

「植物の生命力って本当にすごいんです。ヘタや茎から根や葉が出てくるのを眺めていると、パワーがもらえて元気が出ます。来年は豆苗から採れた種で、サヤエンドウを育ててみようと計画しています」

育てる楽しみはプライスレスだとも言える。リボベジのきっかけになったパイナップルも、いまだ健在。葉っぱも大きくなったので、来年は実をつけるのではと期待しているそうだ。

<後編につづく

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