「友近がまた何かやってるわ」
ちなみに、江戸川乱歩好きを公言していたら、名古屋で続く伝統芸能、西川流四世家元の西川千雅(かずまさ)さんにお声をかけていただき、「名古屋をどりNEO傾奇者」にゲスト出演させていただくことにもなりました。
名古屋をどりは、終戦直後から名古屋宝塚劇場、中日劇場、御園座など、名古屋の中心地で会場を移しながら公演を続けている伝統の舞台。
私が出演するのは和楽器の生演奏とオーケストラによる音楽が奏でられる和風ミュージカルのような舞踊劇で、「女の恨み」をテーマに、明智探偵や小林少年などが出てくるミステリー作品です。
歌も踊りもちゃんと習ったことはないけど、それっぽいことをやって「友近がまた何かやってるわ」で楽しんでもらうのが、アタシのやっている芸!
「土曜ワイド劇場」が好きだったおかげで、また一つ、素晴らしい経験をさせていただきました。
※本稿は、『ちょっとここらで忘れないうちに』(徳間書店)の一部を再編集したものです。
『ちょっとここらで忘れないうちに』(著:友近/徳間書店)
友近、初エッセイ。
これまでの人生の中で、ひっかかってきたこと、面白がってきたことを「ここらで忘れないうちに」書き留めた初のエッセイ。
私生活、幼少時代、つい口をついて出てきてしまうネタなど、クスッと笑える話が盛りだくさん。