日ごろからキャリーバッグに慣れさせる工夫を
また、日頃からキャリーバッグに慣れさせておくと、通院や診察室でのストレス軽減効果が期待できます。
ある研究によると、キャリートレーニングによって通院時の車移動のストレススコアの低下につながり、スムーズな診察が行えるようになったそうです。
次の手順で、焦らずゆっくりステップアップしていくことがポイントです。
1 キャリーの扉を開けて部屋に置いておく
2 キャリーの中でおやつや食事を与える
3 キャリーの中に慣れたら扉を閉めてみる
4 扉を閉める時間を延ばす
5 キャリーを持ち上げて室内をうろうろ歩いてみる
ちなみにリュックタイプのキャリーバッグは通院用には不向きですが、両手があくので災害時の避難用におすすめです。通院用と避難用で使い分けることができれば理想ですね…!
※本稿は『どっちが正しい? 幸せになるねこ暮らし』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。
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