通院には上部がガバッと開くタイプが便利

動物病院への通院用には、上面がガバッと開くプラスチック製の箱型タイプのキャリーバッグがおすすめです。

というのも、一方向しか開かないタイプのキャリーの場合、診察や処置をする際に猫ちゃんを無理やり引っ張り出すことになってしまいます。

また、リュックタイプは布製のものが多いので爪が引っかかりやすかったり、あまり大きく開かないので手を入れる空間が狭かったりと、嫌がる猫ちゃんを取り出す際に非常に苦労します。

そうこうしている間に猫ちゃんのボルテージがあがって処置ができなくなってしまう…なんてことも多々あります。

「上面が開くキャリーバッグであれば、上からタオルや毛布をかけてゆっくり出すことができるので、猫も興奮しにくく、処置もしやすくなる」(イラスト:小針卓己<Sugar>)

上面が開くキャリーバッグであれば、上からタオルや毛布をかけてゆっくり出すことができるので、猫も興奮しにくく、処置もしやすくなるのです。

特に病院が苦手で大暴れしてしまうような猫ちゃんは、このタイプのキャリーだと負担も少なくて済みますし、チャレンジできる検査や治療の幅も広がるはずです。