昭和という時代にジュリーがいた幸せを今噛みしめて

脱線に脱線を重ね、ようやくドタバタ劇から抜けた頃、予防接種の犬以上に私の心を捉えた人がいました。
かっこよくて色気があって、スターのオーラが漂うスーパースター。
当時子どもだった私には、その世界観についていけるはずもなく、触れてはいけないような存在でした。

その人の名は、沢田研二。
ジュリーです。
メイクをしたジュリーが、電飾のついたミリタリージャケットで巨大なパラシュートを背負い歌う姿は、強烈なインパクトがありました。

時を超え、令和の時代にYouTubeで出会ったジュリーは、キラキラとして魅力的で、声もしぐさも色っぽく妖艶で、ドラマティックでした。
こんなに素敵だったんだ…。
時代を先取りしたジュリーの存在感。
端正なルックスと、ドキッとするほどの色気、圧倒的な歌唱力、昭和という時代にジュリーがいた幸せを今噛みしめています。

『勝手にしやがれ』
『時の過ぎゆくままに』
『サムライ』
『TOKIO』
『カサブランカ・ダンディ』
『危険なふたり』
『憎みきれないろくでなし』
『ス・ト・リ・ッ・パ・ー』
など、ジュリーワールドに魅了されました。