(写真提供◎越乃さん 以下すべて)
100年を超える歴史を持ちながら常に進化し続ける「タカラヅカ」。そのなかで各組の生徒たちをまとめ、引っ張っていく存在が「組長」。史上最年少で月組の組長を務めた越乃リュウさんが、宝塚時代の思い出や学び、日常を綴ります。第68回は「化けて粧う」のお話です。
(写真提供◎越乃さん 以下すべて)

前回「ランチショーで選んだ楽曲は〈ジュリー〉。子どもの頃はわからなかった沢田研二さんの魅力に酔いしれる」はこちら

子どもの頃からなじみ深い言葉

「お粧し」
これ何と読むかわかりますか?

読めなくて調べました。
答えは「おめかし」です。
子どもの頃からなじみ深い言葉なのに、漢字で書いたことはありません。

化粧の粧は、粧す(めかす)、粧う(よそおう)と読むようです。
身なりをかざり立てる。おしゃれをする。
といった意味です。

最近ついつい見てしまうのが、メイクのビフォーアフター動画です。
別人級のビフォーアフター動画がTikTokや動画サイトでバズっています。
メイクだけでこんなに別人になれるのかと、そのテクニックの凄さと変わりようについついハマって見ています。

化粧は、化けて粧う(よそおう)と書きます。
化粧で人は化けるのです。

もちろん私も。