捨てるべきは「不要な紙」
私の開催する片づけ講座だと、紙類は、洋服と同じくらい管理や片づけのお悩みが多いという印象ですが、そこでの悩みの多くは「どんどんたまっていく」「気が付けばテーブルに積まれている」などがほとんど。
特にポストから取り出した郵便物やチラシなど、あとで見ようととりあえずテーブルに置いた紙類がそのまま積み重なっているお宅が多いようですが、ここまでも何度かご紹介しているとおり、不要ならばそもそも家の中に持ち込まない、というのが鉄則です。
我が家では、玄関のたたきなどにゴミ箱か手提げ袋を置き、靴を脱ぐ前にポストから取り出した不要なチラシを捨てています。つまり、玄関先でシャットアウトしているのです。
その意味で、とにかく「目を通す」「開封する」ということが重要となります。
「いつか必要になるかも」「大事なもののような気が」などと迷いがちで、すぐに判断できない、という方も多いのでは。もちろん迷うようなものは、捨てなくても大丈夫。捨てるべきはとにかく「不要な紙」です。
たとえば、こちらが希望したわけでもなく家に届いたDMやチラシ、期限が切れたオトク情報、去年のお知らせ、などなど。
明らかに「これはもういらない」という紙は躊躇なく捨てましょう。それだけで、だいぶテーブルの上や棚がすっきりするはず。
この過程で、特に意識したいのは封書。後で見よう、開けようと思って、そのまま放置しがちだからです。もし放置されたものが既に家の中にあれば、さっそく開けてください。まずは開けてみないと何もはじまらないのです。
あきらかに不要なダイレクトメールなどは、チェックしたその場で捨てるのがベストですが、毎月捨てるタイミングを決めておいてサクサク捨てる、というのもオススメです。