水漏れや鍵の紛失といった、自力では解決が難しい暮らしのトラブルに対処してくれる「レスキューサービス」。郵便受けにチラシやマグネットが入っていたり、検索すればネットにも多数出てきたりします。近年、高額な料金を請求したり、ずさんな工事を行ったりするなど、悪質な業者による被害が増加しています。信頼できる業者の探し方やトラブルを避けるためのポイント、被害に遭ってしまったときの対処法をご紹介します。
この記事の目次
レスキューサービスの被害実態
「トイレが詰まった」「鍵をなくして家に入れない」などの急なトラブルが発生したとき、マグネット広告に書かれている業者やネット広告で見かけた業者、スマホで調べて検索上位に出てきた業者に依頼してトラブルになるケースが多く報告されています。
<悪質な業者の例>
・HPでは「最低数百円から」「業界最安値」などと低価格であることを強調しておきながら、実際には数十万円に及ぶ高額な請求をしてくる
・見積もり無料のはずが、見積もり料を請求してくる
・「修理の必要な箇所が他にも見つかった」「修理するためには部品交換が必要だ」などと言い、次々と高額な作業を提案してくる
・契約を急かしたり脅したりしてくる
・契約を断ると高額なキャンセル料を請求してくる
・いい加減な作業を行い、支払い後には音信不通になる
こうした業者は、依頼者に冷静に判断する余裕を与えないよう、あの手この手で畳みかけてきます。急いでいるときこそ慎重に業者を選ぶことが大切です。