同じものを何度も買ってくる
×ついつい:
もう買わないで!なんでいつも同じものばかり買うの
〇こう言う:
同じものがたくさんあるからメモしておこうね
同じことを何度も繰り返し注意するのは家族にとって非常につらいものです。つい声を荒らげてしまうのも無理ありません。
しかし、認知症の人は新しい出来事を覚えることができません。覚えていないけれど、「牛乳を買わなければ」「パンがないと困る」という不安に駆られて買い物をするのです。記憶に障害がある認知症も、強い負の感情は記憶に残りやすいと言われます。
つい、怒ったり怒鳴ったりしてしまったときはすぐに笑顔を見せましょう。作り笑いでかまいません。笑顔で「同じものがたくさんあるからメモしておこう」など、前向きな対処法を提案してみましょう。
認知症の人の心の中:もう牛乳がなくなっていたから、買っておかなくちゃ。牛乳を切らしたらたいへん