暑い日に厚着をする/ 寒い日に薄着をする
×ついつい:
熱中症になるから脱いで
〇こう言う:
汚れてきたから洗濯しようね
一般的に、加齢とともに暑さや寒さを感じづらくなると言われています。認知症では、見当識障害で季節がわからなくなっている上に、五感の機能が低下し、さらにその傾向が強くなります。
かといって、無理やり服を脱がせたり、着替えさせたりするのは禁物です。本人は季節に合った服を着ていると思っているので、驚きや恐怖を感じ、抵抗するのは当然のこと。
「汚れてきたから洗濯しましょう」「寝巻に着替えましょう」など理由がわかるように説明し、落ち着いたら着替えを手伝うようにします。
着てほしくない服は、本人の目につかないところにしまっておくのも一案です。
認知症の人の心の中:今日はちょっと肌寒いから暖かい服を着よう。え、暑くなんてないぞ?