彼を束縛したがる女性

つきあうと、彼の行動に干渉して束縛したがる女性がいます。

束縛したがる理由は、「愛されている自信がなくて不安だから」なんですね。

「ちゃんと監視していないと他の女のところに行ってしまう」

「きちんと相手の行動を把握しておかないと裏切られる可能性がある」

こんなふうに感じているのです。

これはあらゆるきょうだいの関係性から見て取ることができます。

たとえば、

・親が弟妹ばかり見ていて、ずっと寂しい思いをしてきたしっかり者の姉
・よくできた兄姉の元で存在感が薄くなり、居場所がなかった妹

などが、その典型例と言えるでしょう。

また、母親が過干渉や心配性で、第一子である姉をあれこれ束縛してきた場合も、この問題が発生するリスクがあります。姉は母と同じやり方を踏襲し、「母にされたように彼のことを束縛する」ことが多くなるのです。

母親が過干渉や心配性で、第一子である姉をあれこれ束縛してきた場合「母にされたように彼のことを束縛する」ことが多くなる(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

 

※本稿は、『兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか』(WAVE出版)の一部を再編集したものです


兄弟姉妹の心理学 弟がいる姉はなぜ幸せになれないのか』(著:根本裕幸/WAVE出版)

私たちは、成長する過程で、「兄弟姉妹」の関係から強い影響を受けます。
兄姉がいるか、弟妹がいるか、また、何番目に生まれたかによって、その人の人生観や性格がある程度決まってしまう……といっても過言ではありません。本書では、その思考パターンを分類しながら、兄弟姉妹(ひとりっ子、双子含む)との関係が日常生活にどのように影響を及ぼすのかについて解説します。