「兄弟姉妹」の関係性は、成長する過程で大きな影響を与えます。心理カウンセラーとして20年以上活動を続けてきた根本裕幸さんいわく、「兄姉がいるか、弟妹がいるか、また何番目に生まれたかによって、人生観や性格がある程度決まる場合がある」とのこと。今回は、母親と兄弟の関係性が、性格に与える影響についてご紹介します。
兄弟の特徴
姉妹にも当てはまりますが、同性のきょうだいは何かと比較されるため、永遠のライバルになります。そのため、お互いに激しい競争心が芽生えます。
とくに年が近いと、子どもの頃はおもちゃを奪い合って激しいケンカをしたり、いがみ合ったりしやすく、親も手を焼くケースも少なくありません。
男の子同士ですから取っ組み合いのケンカになることも多く、ケガが絶えない場合もあります。
一般的には、兄が父親に、弟が母親につくことが多く、性格も男性的な兄に対して弟は女性的になる傾向があります。
兄はリーダーシップをとり、自分の道で活躍してヒーローを目指すタイプ。
一方、弟はどちらかというと母親を守る優しさを持ち、家庭的な要素を持つチャーマーになりやすい傾向があります。