まなざしの輝きが堪能できる映画
作品の内容にかけ、自身の11歳だった頃を回顧してもらうと、門脇さんは
「いろんなことを考えていたと思います。いま思えば”哲学的”ですが、『人生は何が大切か』『なんのために生まれてきたのか』とか、そういったこと」
「漠然とした疑問を言語化したくて、偉人の名言が書かれた書籍を読み漁っていた反面、『早く授業終わらないかな、鬼ごっこしたいな』とも思っていましたね(笑)」
などと照れながら告白。
哲学的思考はお父さんの影響もあるようで、
「物心がついたときから『なんのために生まれてきたのか』と考えていた。アンパンマンの歌詞にもありますよね? 父からも『楽しく自由に生きたらいいよ』などと幼稚園の頃から言われ続けてきたので、絶対にその影響はあると思います」
と話しました。
舞台挨拶の最後、門脇さんは「まなざしの輝きが堪能できる映画です。たとえば監督は一人ひとりの役に対して深く掘り下げているのですが、それが単純に『悪い人、良い人』ではないという、温かくて広くて深いまなざし。
それに救われる人もいると思います。実際、私はすごく救われました。日本の映画館で見られるのは貴重な機会なので、多くの方に見てほしいです」とあらためて呼びかけました。