「いざ」というときのために
ちなみに私は、「いざ」というときのために一定額をすぐに引き出せる預金として準備しており、家族にもその情報を伝えてあります。
「いざ」の内容によって、その金額で十分足りることもあれば、全然足りないこともあるでしょう。
それでも、ある金額で線引きをして、「何か問題が起こったらこの範囲でQOLを下げない生活ができるようにしよう」と考えておくと、少しだけ気持ちが楽になるような気がします。
優先順位は決まったけれども、健康維持にそれほどお金を使えない人は、優先順位の高い順に日常生活でどのようなケアができるかを考えましょう。
何といっても、今の時代に生きる人は長生きをするのは避けられないのです。
目、耳、歯、膝と腰についてはできるだけ長くその機能を維持するほうがQOLは圧倒的に高くなります。
※本稿は、『死に方のダンドリ 将来、すんなり逝くための8つの準備』(ポプラ社)の一部を再編集したものです。
『死に方のダンドリ 将来、すんなり逝くための8つの準備』(冨島佑允・奥真也・坂本綾子・岡信太郎・太田垣章子・霜田里絵・中村明澄・大津秀一)
病気で死ぬか、金が尽きて死ぬか…。
それが問題だ。
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そこそこ元気で、ぎりぎりお金があり、住むところに困らず、相続で揉めることもなく寿命を全うするには、若いうちからの準備が必要である。
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