(写真提供:Photo AC)
K-POPアイドルのファンが避けられないのが「兵役」です。兵役法第3条第1項にて「大韓民国の国民である男性は、兵役の義務を誠実に遂行しなければならない」と定められているため、“推し”の兵役が終わるのをひたすら待っているファンも大勢いることでしょう。ライター・間木まきさんもその一人。そこで今回、間木さんの著書『待ち活33』から<推しが戻ってくるまでにファンがやるべきこと>を一部紹介します。

韓国の兵役に興味を持つ

兵役の仕組みを自己流で勉強するのは、私にとってはとても難解なことです。

でも、少しでも理解が深まればいい。涙を拭く時間があったら、全てを理解できなくとも、ひとつでも勉強した方がいいと考えました。

兵役の服務義務は現在、陸軍が1年6カ月、海軍が1年8カ月、海兵隊は1年6カ月。さらに空軍1年9カ月、社会服務要員は1年9カ月とされているようです。私の推しは陸軍に入隊したというので、1年6カ月ということになります。

インターネット上には古い情報も載っており、どれが正しいかわからなかったため、韓国に住む夫婦(夫は兵役経験者)に聞いてみると、

「わかりやすく作品で勉強するなら、いちばんリアルに近いのが『プルンゴタプ(青い巨塔)』というシットコム(シチュエーションコメディー)ドラマです。YouTubeで視聴できる『シンビョン』というウェブトゥーン(デジタルコミック)を原作としたドラマは軍のおエライさんの息子が主人公で、先輩たちがあたふたするというブラックユーモアが効いている。軍人生活の『あるある』や雰囲気も出ているため、韓国人男子が見ると共感できるみたいです。ただ、日本語字幕はないようです」

やっぱり韓国語を勉強しなければならない、と実感します。