最初に変えるべき照明は?

照明には、

・夜の灯りとしてだけでなく、インテリアのアクセントにもなる
・空間にメリハリをつけられる
・ドラマチックな雰囲気を演出できる

『この3つで劇的にあか抜ける 人生が変わるインテリア』(著:大塚彬子/エクスナレッジ)

といった効果があります。

最初に照明を変えるなら、ダイニングまたはリビングの照明です。

たいていのお宅には、天井にシーリングライトがついています。

シーリングライトは、お部屋全体を明るくしますが、メリハリがない空間をつくります。

また、蛍光灯の白っぽい灯りは、オフィスのような緊張感を生み出します。

そこで、思い切ってシーリングライトを外し、ダイニングテーブルの上にはペンダントライトを、リビングにはフロアライトを取り入れてみましょう

ダイニングテーブルの上にペンダントライトを取り入れます。シェードの色とポスターのフレームの色を合わせて、統一感のあるインテリアに。(写真:『この3つで劇的にあか抜ける 人生が変わるインテリア』より)

「視界1mの範囲」を照らすことで、空間の重心が下がってリラックスした雰囲気に生まれ変わります。

ダイニングをペンダントライトに変えると、「暗い」と感じる方がいるかもしれません。

でも、徐々に目は慣れていきます。

逆に、今まで明るすぎてリラックスできなかったと気がつくでしょう。

とはいえ、ダイニングテーブルはご飯を食べるだけでなく、大人が仕事をしたり、子どもが勉強したりと作業をする場でもあります。

もう少し明るくしたいという時は、ポータブルライトを置くなどすれば、明るさは後からでも調整可能です。

リビングには、高さのあるフロアライトをソファの脇に置いてみてください。

リビングに高さのあるフロアライトを置くと、それだけでドラマチックな雰囲気に。「視界1mの範囲」に入る高さのものを選びましょう。(写真:『この3つで劇的にあか抜ける 人生が変わるインテリア』より)

一灯置くだけで、視線が集まる場所になり、印象的なコーナーに。

視界に余計なものが入ることがなく、他の場所のごちゃつきも目立たなくなります。

キャビネットの上などに気軽に置けるスタンドライト。素敵なデザインを選んで、インテリア小物としてポスターと組み合わせると、おしゃれなディスプレイに。(写真:『この3つで劇的にあか抜ける 人生が変わるインテリア』より)

フロアライトを置くスペースがない場合は、チェストの上などにテーブルライトを置いてもいいですね。

インテリアのインパクトは小さくなるので、ポスターと組み合わせてボリュームを出すといいでしょう。