ユーモアにあふれた寛大なお父さん
何を祈願しましたか?という質問には、清原さんが「初日まで(スタッフや共演者が)体調を崩さないようにとお祈りしました」と明かすと、草なぎさんは「大人だね、私の娘は。着物姿も清らかなグルーブが出てますよ。僕の娘でいいのかな」と感心した後、「なんで監督は着物じゃないの」と突っ込み、チームワークの良さを見せた。
草なぎの印象を聞かれた清原が「寡黙な方と思い込んでいたんですが、ユーモアにあふれた寛大なお父さんでした」と言えば、草なぎが「褒められてグウの音も出ません」と謎の返答。「撮影のときは毎日、清原オーラが違ってた。清らかで純粋で、でも大人な面も持ち合わせている。等身大の幼いバランスが絶妙」と大絶賛。
本作は、冤罪によって窮地に追い込まれ、貧乏長屋で娘と暮らす浪人が娘と引き裂かれ、復讐だけを生きがいに敵を追い詰めていく…という設定。ストーリーが進むほどに姿かたちもボロボロになっていくそうで、2人揃っての艶やかな着物姿に「(映画との)ギャップ萌えでもありますね」と笑い合った。
NHK大河『青天を衝け』での徳川慶喜役も絶賛された草なぎさん。「江戸時代に行ったら何をしたいか」の質問に「楽しそう。江戸のお祭りとか、華やかでいいですよね。桜の下で囲碁とかうつのも…」と作品の世界観に触れた後「ジーンズ作りたい。デニム職人になりたいです。あと、先に今流行ってる歌とか作れますよね。あいみょんとか。あ、ギターも持っていこう。これでホントにギター侍ですね、残念!」とコメント。
最後は映画のみどころについて「エンターテインメントとしても観てもらえる作品です。昔のいいもの、今のいいものを取り入れ、今の時代にしか作れない時代劇。時代劇は日本の文化でもあるので、世界にも発信したい」としっかりアピール。終始和やかな雰囲気で、イベントは終了した。
5月17日には、初日舞台挨拶&全国生中継舞台挨拶も予定されている。白石監督にとっても初の時代劇となる本作品。普段とは違う草彅さんを、スクリーンで観てみたい。