「投資するなら自己投資」

投信会社の代表が言うのもなんですが、20代から金融投資をしていると聞くと、私は若干怖い。

まず、若い世代には言いたい。

20、30代は自己投資を一番にすべきです。
まずは力をつけて、自分という財産を増やすのです。

もちろん早い段階から先を見据えて準備することは大事ですが、それは「稼ぐ力」をつけることに向けてほしい。

自己投資は、たとえば語学、マネジメント術などを学ぶことによって、今の会社の中でスキルアップすることかもしれません。
または将来独立することを想定して、副業を始めるという人もいるかもしれません。

繰り返します。
若い世代はまず稼ぐ力をつけ、稼げるようになってから金融投資をすればいいのです。

では50代にとっての「老後2000万円」についてはどうか、考えてみましょう。
だいたい日本人は何でも画一的に考えすぎです。

地方と都会でも違いますし、農業をしていて食糧を自給できるなど、生活の仕方によっては2000万円も要らないでしょう。

ただ、都市部で仕事を引退した夫婦が年金で生活していくという前提で考えれば、私は貯蓄2000万円でも足りないと思います。