アルツハイマー型認知症は脳の糖尿病だった

アルツハイマー型認知症は、「第3の糖尿病」といわれることがあります(*1)。

これはアルツハイマー型認知症では発症する前から、脳の特定部位においてインスリン抵抗性が見られるからなのです。

したがって、アルツハイマー型認知症を予防するためには、砂糖のような糖質を控えて血糖値をできるだけ急激に上げないようにしたり、血糖値を低く保つために空腹時間を長く確保したりすることが有効だといえるのです。

※本稿は、『ボケたくなければ「寝る前3時間は食べない」から始めよう 認知症診療医に教わる最強の生活習慣』(世界文化社)の一部を再編集したものです。

*1 Monte, S. M. de la & Wands, J. R. Alzheimer’s Disease is Type 3 Diabetes—Evidence Reviewed. J. Diabetes Sci. Technol. 2, 1101–1113 (2008).


ボケたくなければ「寝る前3時間は食べない」から始めよう 認知症診療医に教わる最強の生活習慣』(著:今野裕之/世界文化社)

「寝る前3時間は食べない」だけで、「脳のゴミ出し」に必要な「よい眠り」、認知症予防に繋がる生活習慣病予防の効果が期待できる!

食事のとり方、お風呂の入り方、ゆるストレッチ、ハミガキ習慣など。

認知症診療医が、誰でもすぐできて続けられるカンタンな認知症予防のコツをお伝えします。