守・破・離の3ステップで勉強の処方箋を手に入れよう

僕自身が授業をさせてもらったり、何かとお世話になっている武蔵野大学中学校・高等学校の元校長・日野田直彦先生は、その著書『東大よりも世界に近い学校』(TAC出版)で、「守破離が大切」と書いています。

『東大よりも世界に近い学校』(著:日野田直彦、TAC出版)

それを勉強法について言えば、まずは決まった勉強法の「型」を身につけ(「守」)、そして別の方法やシチュエーションに沿って使い分けて実践し(「破」)、そして自分なりの方法を確立させる(「離」)ことだと思います。

勉強法とは、学習のサプリメントのようなもの。

みなさんは、「体がだるかったらこの薬を飲もう」「頭が痛かったらこのサプリを飲もう」と、身体的な不調に薬やサプリメントに頼ることがあると思います。勉強法もそれと同じです。

勉強でつまずいたり、「こうなりたい」と思ったりしたら、それにあった勉強法で対処するべきなのです。

つまり必要なのは、勉強の「処方箋」です。「守破離」のステップで、みなさんの状況にあった勉強法を見つけ、勉強の悩みを解消してください。


自分にあった方法が見つかる! 勉強法図鑑』(著:西岡壱誠、東大カルペ・ディエム、TAC出版)

なにか資格を取ろう、スキルを身につけようという人が手を伸ばす勉強法の本。しかし、手に取った受験生や将来にモヤモヤしている社会人のなかには、なにからはじめたらいいのかわからない、結果が出ないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで、「偏差値35からの東大合格」など多くの「逆転合格」をした現役東大生が、自身が使ったり、試したりした勉強法から「本当に使えるもの50」を選出して図鑑化。ノート術から記憶術といった基本的な勉強法から、仕事に使える思考法、さらには資格試験などにも使えるさまざまなテクニックを図解や実例とともに徹底解説! 本書で、自分に合った勉強法を見つけてください!