日本婦人法律家協会
1950(昭和25)年、女性法曹が集まって、日本婦人法律家協会(1995年に日本女性法律家協会と名称を変更)が組織されました。
GHQ(この頃、まだ日本は連合国軍の占領下にあり、GHQが占領政策を実施していました)法務部の女性弁護士メアリー・イースタリングから、アメリカに婦人法律家の会があるので日本でも作ってみてはどうか、という提案を受けたことがきっかけでした。
8月に非公式の最初の会合がもたれ、9月に会が発足し、規約などが整って正式に会が設立されたのが10月であると考えられます。
会の目的は、「婦人法律文化の発達と会員相互の親睦をはかること」でした。
会員は9月の発足の段階では10名(正式に会が設立された時には15名になっていたようです)、裁判官、弁護士、大学教員などで構成され、初代の会長は、嘉子とともに高等試験司法科に合格した弁護士の久米愛でした。
愛はその後26年間にも渡って、会長を務めることになります。